土とともに ‐食の未来は土とともにある‐
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栄養をたっぷり含んだ土は、健康な作物を育て、その作物を食べた動物のふんなどが肥料(堆肥)となり、再び土の栄養へと還ります。
5月末、ワタミファーム丹波農場(兵庫県)では辺り一面、緑に埋め尽くされた玉ねぎ畑が収穫期を迎えました。大地の恵みを感じるまさに喜びの瞬間です。
作物を育むのに重要な役割を果たすのが「土」です。健康な作物は健康な土から、との思いでワタミファームは土づくりを行ってきました。
そもそも「土」はどうやってできるのでしょうか? 岩石が細かく砕けただけでは「砂」であり、「土」とは呼びません。この「砂」と「土」の大きな違いが「有機物」を含むかどうかにあるのです。
自然の力により岩石が風化したあと、岩石の溶出物を養分としてコケ類の植物が住み始めます。そこに微生物が侵入し、岩石の溶解を加速。その後、一生を終えたコケ類や微生物が有機物となって、はじめて「土」ができます。土を生みだしているのは小さな微生物たちなのです!驚きですね。
こうしてできた土の上に木や作物が育ち、それを食べた動物のふんや枯れた葉が土に落とされます。その葉を微生物が分解し、作物が吸収できる栄養をつくります。さらに、微生物を食べに集まった小さな虫やミミズが土を耕し、土壌に酸素や水を蓄える力を強くしていく。こうした多様な生物の相互作用により、作物が育ちやすい健康な土が維持されているのです(下のイラスト参照)。
栄養をたっぷり含んだ土は、健康な作物を育て、その作物を食べた動物のふんなどが肥料(堆肥)となり、再び土の栄養へと還ります。
私たちが農業を行い収穫する作物も、土の力を借りて育まれているものです。当たり前のことですが、農業を行ううえでも、健康な土は欠かせません。
〝土づくり〟は、土壌の微生物を増やし、生き物を豊かにし、その力を借りて健康な土をつくっていくこと、そして、その健康な土を維持していくことに、本質があると考えています。
有機農業と聞くと、「農薬を使わない」「化学肥料を使わない」ということが、先行しがちですが、その目的は土地の力を最大限活かして、健康な土を育み、生きた土壌をつくっていくことにあります。多様な生物と共存することで、健康な土を守ることができ、未来につながる農業ができるのだと考えています。
食の未来は土の中にある。ワタミオーガニックが掲げている「土とともに」のキャッチコピーには、そんな思いが込められています。
日本全国に有機農業と、持続可能な循環型モデルづくりを推進する(ワタミグループの)活動を象徴するマークです。